転職の面接はあなたをアピールするチャンス
事前準備が成功のカギ
転職面接の中で、面接は企業に直接アピールできる絶好のチャンスです。転職における面接では、求めるスキルや経験を持っているか、入社後も継続して貢献してもらえるか、社風に合う人物かなど、新卒採用とは異なる視点からの質問やアプローチがされます。事前にしっかり対策を行い、チャンスを最大限生かしましょう。
面接前の準備
『事前対策』編
業界・企業研究
十分な下調べ・研究が、入社熱意のアピールに繋がる
面接において、企業の採用担当者に「入社したい!」という意欲を伝えることは重要なポイントです。そのために、更なる業界・企業の研究は必要不可欠。十分な下調べを行うことで、志望動機は具体的かつ踏み込んだ内容になり、あなたの本気度や熱意の表れとして評価されやすくなります。さらに、志望企業に関する不明点や疑問点も見えてくるため、入社後のミスマッチ防止としても役立ちます。
履歴書・職務経歴書の準備
面接時に応募書類の持参を求められるケースも
あらかじめ企業の採用担当者は、マンパワーグループから事前に提出している履歴書・職務経歴書を確認しています。それでも面接時に、応募書類の持参を改めて求められるケースがあります。その場合、事前に提出した応募書類との矛盾や齟齬がないように、内容を十分チェックしたうえで準備してください。
面接で質問したい項目リスト
積極的な質問は、意欲を伝える最高のチャンス
面接の最後によく設けられている質問の受付は、逆質問のカタチをとった自己PRが可能な機会です。事前に企業研究をしっかりとしていれば、おのずと質問は出てきます。ぜひ積極的に質問を投げかけてください。ただし、求人資料やホームページなどで簡単に調べられる内容を改めて質問することは控えたほうが良いでしょう。
『心構え』編
時間の調整/連絡
社会人として最低限のマナーは守りましょう
面接当日、会場には余裕をもって少なくとも10分前には到着し、必ず定刻には受付できるようにしましょう。万が一、電車遅延や勤務中の企業でのトラブルなど、やむを得ない事情で、遅刻・欠席してしまう場合は、電話で早めにマンパワーグループに連絡を入れましょう。やむを得ない状況でも、遅刻や欠席は良い印象を与えませんので、万全な準備をして面接に臨んでください。
面接に対する心構え
質問に対して、冷静に的確に応えることが大切
面接では、あなたの実務経験や意欲、人柄などいろいろな側面が見られています。中には、あえて批判的な発言や威圧的な態度をみせる「圧迫面接」で評価を行う採用担当者もいます。これはストレス耐性をみるひとつの手段となりますが、面接の最終目的はあくまであなたを理解してもらうこと。感情的にならず、冷静に質問内容・発言を理解し、論理的かつ具体的に伝えるようコントロールしましょう。どのような状況にも、柔軟に対処できるかどうかを採用担当者は見ています。
『最終チェック事項』編
前日持ち物チェック
面接当日に慌てることのないよう、前日までにしっかりと準備を行いましょう。
- 持参を指定された書類(履歴書、職務経歴書、志望動機書など)
- 訪問先の企業地図
- 求人票(マンパワーグループからご紹介した書類)
- 筆記用具
- 緊急時の連絡先
身だしなみチェック
重要な第一印象。身だしなみには細心の注意を払ってください。
- スーツやシャツ・ブラウスはシミ・シワがなく清潔な印象か
- 髪型や化粧は適切か
- 靴は汚れていないか
よくある質問対策集
- これまでの職歴・経歴について教えてください
- この質問は、入社後に生かせるスキル・知識がどのように身に着けられたかを推し量るものです。さらに職務内容を簡潔に伝える能力が見られています。あいまいな表現をさけ、具体的にポイントを押さえて説明できるよう準備しましょう。
- 転職理由は何でしょうか?
- この質問では、採用後、すぐ辞めずに長期間勤めてくれる人材かどうかが判断されています。不満や不平などのネガティブな理由を挙げることは危険です。しかしきっかけがネガティブな理由であったとしても、転職に至る経緯や仕事への意欲を伝えることができれば、面接官の印象も変わるかもしれません。
- 志望動機は何ですか?
- さまざまな企業の、同じような求人がある中で、その企業を選んだ理由をはっきりと伝えることで、入社意欲をアピールすることができます。サービス内容に興味をもった・経営方針に共感した、などの漠然とした理由では、企業研究不足と判断されてしまう可能性も。その企業の環境で、どのようなことをしたいか、何を重視しているかなど具体的に伝えられるようポイントをまとめておきましょう。
- ご自身の長所・短所を教えてください
- あなたの特長を把握すると同時に、自身の短所をどのように捉え対処しているかを見極める質問です。長所に関しては、具体的なエピソードを引用しながら伝えると効果的。また、短所は伝え方次第で好印象を与えることができます。自らの短所を挙げたうえで、その課題感に対して行っている改善策や努力を伝えると良いでしょう。
- いままでの一番の失敗は?そこから何を学びましたか?
- 失敗は誰にでもあります。この質問で重要なポイントは、その失敗に対してどのように向き合い、対処したかという点です。面接官は、問題が起こった際の行動や、解決能力、ストレス耐性などを探ろうとしています。失敗談を端的に伝えたうえで、原因をどのように把握し、対応・行動したかを述べましょう。さらにそこからの学びや、再発防止の対策・改善策などを伝えることで、自己アピールにもつながります。