朝礼スピーチのネタで困らない!
仕事に活きるスピーチの仕方とおすすめのテーマ8選

朝礼 スピーチ ネタ

朝礼でスピーチを取り入れる会社は多いです。しかし、毎回テーマ選びに悩んだり、人前で話すときに緊張したりと、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、スピーチの作り方や話し方のコツ、おすすめのテーマのほか、スピーチのネタを集める際に役立つサイトも紹介しています。朝礼でのスピーチが苦手な人は、ぜひ参考にしてください。

朝礼でスピーチを行う目的とは

なぜ朝礼で社員にスピーチをさせるのか?という疑問をもつ人もいるかもしれません。スピーチをする目的は、主に次の3つがあります。

情報の要点をまとめて伝える力を身につける

朝礼でスピーチを行う目的のひとつは、ビジネスパーソンに必要な「伝える力」を訓練することです。働く上で、社内での情報共有はもちろん、顧客との商談やプレゼンなど、相手にわかりやすく話さなければならいない場面は数多くあります。スピーチを行うことで、情報の要点をまとめて適切に伝えるという、ビジネスに重要なスキルを磨けます。

職場のコミュニケーションを活発にする

朝礼でスピーチを行う目的の2つ目は、社員同士の交流を促し、職場のコミュニケーションを活発化することです。働きやすい環境作りや生産性の向上のためには、社員同士の交流を促し、円滑にコミュニケーションをとることができる土壌が必要です。朝礼スピーチは社員間で共通の話題を見つける、きっかけ作りの場でもあるのです。

社員のモチベーションを高める

朝礼でスピーチを行う3つ目の目的は、社員のモチベーションを高めることです。変化の少ない環境で過ごしていると、徐々に士気が下がってしまいがちです。企業ではさまざまなバックボーンをもった人たちが一緒に働いているので、スピーチを通じてその人の取り組みや考え方に触れることは、ほかの社員にとってよい刺激になります。

スピーチ以外も?!面白い朝礼イベント

8割以上の国内企業が朝礼のスピーチを取り入れているといわれていますが、スピーチ以外のユニークな活動で、社員同士のコミュニケーションやモチベーションの向上を図っている企業もあります。スピーチを行う替わりに体操をしたり、料理をしたりと活動の内容はさまざまですが、どの活動も社員が楽しく取り組めるよう工夫されています。

スピーチの作り方

ここでは、スピーチを組み立てるのが苦手という方のために、具体的なスピーチの作り方について解説していきます。

テーマを決める

スピーチを行う目的を意識した、朝礼にふさわしいテーマを選びましょう。仕事や生活の中で、自分の視野を広げるきっかけになった出来事や、新しく得た知識はほかの人にとっても新たな視点をもつきっかけになります。ほかの人のモチベーションを下げるようなネガティブな内容、会社の方針にそぐわないような批判的なテーマは避けましょう。

起承転結に沿って組み立てる

聞き手に伝わりやすい話には型があり、スピーチを作る際には「起」「承・転」「結」の3部構成を意識しましょう。「起」は聞き手に興味を持ってもらうための導入部、「承・転」は、スピーチで伝えたいことを述べる部分です。「結」はスピーチの内容をまとめる部分で、モチベーションが高まるような、ポジティブな言葉で締めくくりましょう。

苦手克服!スピーチを成功させるコツ

人前で話すのは苦手という方でも、意識するだけでスピーチが上達する5つのコツがあります。詳しく説明します。

身だしなみを整える

身だしなみを整えることは、社会人としてのマナーひとつです。身だしなみを整えておくと、印象がよくなるだけではなく、気持ちも引き締まり、自信にもつながります。スピーチ当日は、いつもより早く出社して身だしなみをチェックしておくと、余裕を持って本番に臨めます。

大きな声ではっきりと話す

せっかくよいスピーチを準備してきても、声が小さく話が聞こえなければ台無しになってしまいます。また、頼りない印象も与えてしまいます。特に朝は声が出づらいので、離れた場所にいる人にも、声が聞こえるよう意識的に声を大きくしましょう。話し方に自信がない場合でも、大きな声で話すだけで、聞き手に与える印象は大きく異なります。

声に抑揚をつける

伝えたいことを印象づけるコツは、話す速さやトーン・声の大きさを変化させて、話し方に抑揚をつけることです。抑揚のない話し方は棒読みのように聞こえるため、印象も悪くなってしまいます。声に抑揚をつけることで、スピーチの内容がより伝わりやすくなります。

大切なことは繰り返す

スピーチの中で1番伝えたいことを、2回3回と繰り返すことで、聞き手の印象に残りやすくなります。「起」の部分で話の全体像を伝え、「承・転」で詳細を説明し、「結」で1番伝えたいことを、もう1度繰り返すことで話の要点が明確になり、聞き手の記憶に残りやすいスピーチになります。スピーチを作る段階で、大切なことを繰り返すような構成にしておきましょう。

ボディランゲージを使う

スピーチの際、ボディランゲージを使うのも効果的です。ボディランゲージには、話し手の感情を伝える効果のほか、余裕を演出する効果もあります。しかし、ボディランゲージを多用し過ぎると、スピーチのどこを強調したいのかが不鮮明になります。聞き手に大切な部分が伝わらず逆効果になるため、注意が必要です。

朝礼スピーチにおすすめなテーマ8選

ここでは、スピーチのテーマ選びに迷っている方のために、朝礼スピーチにおすすめな8つのテーマをご紹介します。

時事

ニュースで話題になっているタイムリーな話題は、人によって差はあるものの、多くの人が興味をもちやすくネタ集めも容易なのでおすすめです。

なお、時事ネタをテーマにする場合に注意しなければならないのは、宗教的な話題は避けることです。人によって捉え方が異なり、価値観が衝突する可能性があるため、避けましょう。

名言

偉人や有名な経営者、スポーツ選手などの名言は示唆に富んだものが多く、名言から学べることも多くあります。スピーチの冒頭で名言を紹介し、名言が生まれた背景を説明した後、その名言から学んだことや気づきについて話します。スピーチが組み立てやすく、「名言」という言葉が軸になっているため、聞き手の印象に残りやすいテーマです。

健康

最近の健康志向の高まりを受けて、健康を意識する人も増えてきているため、人の感心を引きやすいテーマです。健康を保つために心がけていることや、効果のあった健康法があれば紹介しましょう。健康診断の直後であれば、診断の結果を踏まえた今後の目標や取り組みについて話すのも、タイムリーで興味をもってもらいやすいでしょう。

豆知識

豆知識などの雑学系の話題は、ニュースでは得られないものが多いため、知っている人が少ない情報をテーマにできます。豆知識をテーマにする際は、雑学をまとめた本やインターネットのサイトを活用することで情報を集めるのが楽になります。聞き手によって興味の度合いに差が出やすいテーマですが、仕事と関係のある豆知識を紹介できれば、喜んでくれる人も多いでしょう。

最近学んだこと

仕事や趣味などを通じて学んだことをテーマに、自分の考えや感じたことを話すことで、ほかの人たちにとっても、気づきのきっかけになりえます。そのほか、勉強している分野や資格取得の内容などをテーマとして取り上げることで、周りにとっても刺激になり、職場のモチベーションを高めることにもつながります。

季節

季節に関する話題は雑談の定番のネタですが、スピーチでも興味をもってもらいやすいテーマです。春であれば入学式、夏であればお盆、秋は読書やスポーツ、冬はクリスマスや正月といったように、誰もが知っているイベントを季節ごとに押さえておけば、スピーチのネタに困ることも少ないでしょう。

家族や自分のこと

自分や家族に関するプライベートな話題を、職場で話す機会が少ないという人は、家族とのエピソードや自分の幼少期の話をテーマにすることで、自分の人となりを知ってもらうことができます。そのほか、自分が生まれ育った地域の風習や食べ物など、ほかの地域の人にとって珍しいものは、興味を引きやすい話題です。

最近読んだ本

読書は視野を広げるのに役立ちますが、忙しいビジネスパーソンも多く、読書に割ける時間には限りがあります。ひとりで読書できる量には限界があるため、最近読んだ本の内容や学んだことを、スピーチで紹介すれば、読書好きな人は喜んでくれるでしょう。

同じ本を読んだ人がいれば、共通の話題ができてコミュニケーションを取るきっかけにもなります。

テーマ選びに役立つサイト

いろいろ考えてみたものの、テーマがなかなか決まらないという方のために、面白いニュースを集めたおすすめのサイトを3つご紹介します。

・Rocket NEWS24
Rocket NEWS24は、テレビや新聞では取り上げられないユニークなニュースを取り上げているサイトで、掲載している記事のカテゴリーは、「お金」「宇宙」「漫画」など25種類にのぼります。
Rocket NEWS24

・オモコロ
オモコロは笑えるをテーマに情報を発信しているサイトで、18歳から34歳が読者層の約80%を占めており、平均年齢が若い職場でのスピーチ用の話題を探す際に活用できます。
オモコロ

・日刊スポーツ
日刊スポーツ新聞社が運営するサイトで、スポーツの記事が充実しているため、テーマをスポーツにしようと考える人におすすめです。スポーツ以外に釣りやエンタメ記事も掲載しています。
日刊スポーツ

まとめ

朝礼でのスピーチは、ビジネスパーソンとして必要な「わかりやすく伝える力」を、身につけるためのものです。スピーチが苦手な人も、この記事で紹介した「スピーチの作り方」「成功させるコツ」を参考に、前向きに取り組んでみましょう。

朝礼のスピーチで身につけた伝える力は、プレゼンや交渉の場においてその力が磨かれていることを実感するかもしれません。また、転職を考えている場合、面接の際に自信をもって分かりやすく話すことができる力に繋がっていることでしょう。

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