営業への転職を成功させるポイント
営業の種類・必要なスキルなどを徹底解説!

営業への転職を成功させるポイント

営業の種類

ここでは、営業の種類について解説します。営業は何をどのように売るのかによってある程度分類できるので、参考にしてください。

営業形態別の種類

メーカー(自社製品・医薬営業・技術営業など)

自社で作った製品や技術サービスを売る営業職のことです。BtoB(企業同士の取引)が中心となるメーカー営業ですが、BtoC(企業と消費者の取引)で顧客に直接自社の製品を売ることもあります。

また、その中でも既存の取引先に対応するルート営業と新規の獲得を目的とした新規営業に分類されます。

代理店(委託販売など)

自社製品を売ってくれる代理店の開拓やサポートを行います。代理店営業の特徴は、直接販売は行わない代わりに代理店を増やすことです。契約した販売代理店の売上がさらに上がるように営業支援をします。

商社(委託販売・海外営業など)

他社の製品を仕入れ、メーカーやサービス提供企業の代わりに営業を行います。さまざまな企業を訪問して営業を行い、販売の実績による報酬を受け取ります。いくつもの製品を扱うことで、顧客のニーズに最も合った提案をすることができます。商談のときはメーカーと顧客の間を取りもつため段取りや手際の良さも必要です。

営業方法別の種類

新規開拓営業

取引のなかった企業や個人に新しく営業することを新規開拓営業といいます。自社製品・提供サービスの良さをを知ってもらい、売り出して契約に結びつけます。

ルート営業

すでに取引がある顧客へ細やかなフォローや新たな提案を中心にをすることをルート営業といいます。顧客の現状や課題を調査し、それに沿った新商品やサービスを提案したり、取引の継続や拡大を相手企業に交渉したりします。

カウンターセールス(受付営業)

外回りをせず店舗などでお客様を待つ内勤営業をカウンターセールスといいます。商品やサービスを求めて来店する顧客への接客や対応が中心となるため顧客獲得の行程を必要としないのが特徴で、BtoCが中心となります。旅行代理店などをイメージすると分かりやすいでしょう。

反響営業(インバウンド営業)

顧客から問い合わせがあった商品やサービスの詳しい紹介をすることを反響営業といいます。広告を通して興味をもった顧客への対応のため営業しやすいのが特徴といえるでしょう。

訪問・飛び込み営業

アポイントメントをとらず訪問して行う営業活動を訪問・飛び込み営業といいます。訪問先は企業や商材によって異なりますが、BtoB、BtoCどちらでも行うなわれています。個人のスキル次第で信頼関係を築きやすい営業方法ですが、元気に訪問を続けられる精神力が求められます。

電話営業

電話を通じて営業活動をおこなう方法です。アポイントをとる「テレアポ」や、電話のみで商材の販売を完了する「テレマーケティング」があります。訪問型の営業と比べると効率が良いというメリットもあります。

人脈営業

自分の人脈を利用し、自社製品やサービスを営業する活動を人脈営業と言います。成約率が高いことが特徴で、保険営業などは人脈から顧客が広がっていくのが多いです。イベントへの参加・主催などで人脈をさらに広げる仕組みを作る努力が求められます。

営業のメリット

ここでは、営業職に就くメリットについて解説します。

対人スキルが向上する

さまざまな相手と接する仕事なので、相手を観察する力が向上します。また、相手の反応を見ながら商品やサービスの販売をするため、プレゼンテーション能力や交渉力も高まります。コミュニケーションを取るのが苦手な人は、相手の話をよく聴くようにすることで、相手の現状やニーズを把握でき、それに合わせた対応ができるようになります。

ビジネスの基本が学べる

営業担当は市場調査、営業先の選定、アポイントメントの獲得、商談や契約締結、納品から決済まで携わります。その結果、営業担当は、商売上の流れすべてを学べます。また、経営者と直接話す機会が増えることで、経営視点から物事を考えられるようになります。

営業は常に経営戦略を考えながら、営業戦略を具体的に決める必要があるため、ビジネススキルの向上に役立つはずです。さらに、スケジュール管理がうまくなるなどのメリットもあります。

営業に求められるスキル

ここでは、営業に求められるスキルを3つに絞って解説します。どれも営業職に欠かせないものですから、参考にしてください。

コミュニケーション能力

相手の現状やニーズに合わせた対応をするためには、コミュニケーション能力が必要となります。営業は、質の高いサービスを提供するにも、相手の情報を多く聞き出す必要があります。顧客との信頼関係を築くために、話す力だけではなく、聞く力が重要となります。相手が何を求めているかを常に考え、適切な質問で本音を引き出す工夫をしましょう。

相手のニーズに合わせて臨機応変に対応する交渉能力や、トラブルへの対応力なども必要とされます。

幅広い好奇心

顧客の状況や地域情報などを知っておくと、顧客と同じレベルで会話ができます。業界の市場状況や、社会全体の意識変化など、相手にとって価値のある情報を提供できると、信頼関係を築きやすくなります。

顧客の課題を解決するために何ができるか、どの自社製品が役立つか、などを提案することも営業の役割です。企業と企業の橋渡し役と言っても過言ではありません。

常に成長するための積極性と向上心

常に成長するための積極性と向上心が必要です。飛び込み営業や電話営業では、他社へ向けて商品やサービスを発信するので、相手から拒否されることもあるでしょう。しかしそれは失敗ではなく、を次に繋げるための経験です。それを踏まえて向上心をもつことが求められます。

未経験でも転職しやすい営業の業界

ここでは、未経験でも営業職として転職しやすい業界を4つ紹介します。未経験から営業職を目指したい人は特に参考にしてください。

ITシステム開発業界

システムの開発やパッケージソフトウェアなどの製品を販売する業界です。開発の目的によりさまざまな分野の企業と関わるIT系企業では、好奇心や対応力、コミュニケーション力が重要視されるため、IT業界が未経験者であっても活躍の場が開かれている事が多いです。もちろん、他業種の営業職と同じく、顧客の要求を的確にヒアリングして提案する能力は必要です。

企業によっては、IT系企業の営業職の場合、専門知識やスキルが必要とされるケースもあります。

インターネットサービス業界

インターネット上のサービスを提供するだけでなく、サイトの反響数などのマーケティング調査やコンサルティングなども行います。顧客が抱える課題を解決できるように提案します。さまざまな企業がSNSを活用して顧客の課題を解決しています。そのため、営業職の求人も多く、未経験者であっても採用されやすくなっています。

広告・メディア業界

近年、さまざまな分野の企業がWeb広告やSP(セールスプロモーション)に力を入れているため、広告業界やメディア業界の営業職の需要は高まっています。未経験歓迎の求人も増えており、狙いやすい業界となっています。

人材業界

求人数の増加に伴い、採用手法の多様化が進んでいます。顧客の課題解決のため人材派遣、求人広告、採用代行などを提案する営業職の確保が急務となっています。

未経験から営業に転職する際のポイント・注意点

ここでは、未経験から営業に転職する際のポイントや注意点を3つ解説します。

なぜ転職したいかを明確にする

まずは、なぜ転職したいのかを明確にしてから転職活動を行うようにしましょう。具体的に営業職を通してどのようにキャリアアップしたいのかをまとめてみるのもおすすめです。

面接では営業職に就いて実現したいことをアピールできるといいでしょう。また、コミュニケーション能力など、前職で培ったスキルがあれば積極的に伝えることも大切です。

自分に向いている業界の営業を探す

営業には、先の述べた通りさまざまな種類があります。募集している業界も幅広く、その中から自分に合った業界の営業かを見極める必要があります。日々勉強して深い知識を得たうえで営業活動をおこないます。好きな分野で働くことは、やりがいも強く感じられることでしょう。

飽和状態の市場の場合、どうしても製品やサービスが売り込みにくくなるため、そういった業界は企業のブランドがあったとしても営業職としては厳しい闘いがまっているかもしれません。事前の業界研究は念入りにおこないましょう。

仕事内容を確認する

営業といっても業務内容は多岐にわたります。自分はどんな営業をしたいのか、多くの商品を売りたいのか、顧客の課題解決のための総合的な提案をしていきたいのか、場合によっては海外で営業活動をしたいといった希望もあるかもしれません。営業する先もBtoBのような企業を相手にするか、個人顧客を対象とするのかでも違うでしょう。

自分がしたいと思う営業はどのような内容なのか、より細かくイメージしていればより希望にあった仕事を見つけられるでしょう。

まとめ

営業の種類やそれぞれの仕事内容、未経験から営業に転職するためのポイントや、ねらい目の業界、求職活動の注意点などを解説しました。マンパワーグループの人材紹介サイトのキャリクルでは、圧倒的な求人数、有名企業との強いリレーションシップなど営業職への転職サポートも充実しています。
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