営業職の転職理由とは?
ランキングから転職理由別の例文まで紹介

営業 転職理由 ランキング

転職を考えているけれど、営業職はどうなのだろう…自分以外で営業職についている方は、何が理由で転職をしたのか、もしくはするのだろうと気になったりしますよね。この記事では、営業系の転職理由ランキングを紹介します。

ほかにも、転職理由の考え方を踏まえた面接で実際に使える転職理由も解説します。ぜひ参考にしてください。

営業系の転職理由のランキング

順位 転職理由
1位 ほかにやりたい仕事がある
2位 会社の将来性が不安
3位 給与に不満がある
4位 残業が多い/休日が少ない
5位 業界の先行きが不安
6位 会社の評価方法に不満がある
7位 U・Iターンしたい
8位 ノルマが厳しい
9位 市場価値を上げたい
10位 土日祝日に休みたい

※引用:みんなが転職する理由は?職種別の転職理由ランキング2018 doda

他業種では、転職理由の多くは「ほかにやりたい仕事がある」になっています。また、他業種に比べて、営業職では残業の多さと休日の少なさを理由に転職する「営業職ならでは」の特徴があります。

営業系の転職理由

ここでは、営業職が転職する理由を紹介します。 営業職をより理解するためにもぜひ参考にしてください。

キャリアアップのため

現在の職場で働いても今後のキャリアアップが望めない場合、別の企業へ転職を考える方は多いです。この場合、転職をして新しい職場で成果を上げ、キャリアアップするという目標がありますので、面接の際に「ポジティブな転職理由」として採用担当者に好印象を与えることができます。

就業条件のよいところへ行きたい

「出勤時間が遅い企業がいい」「福利厚生が充実しているところがいい」など就業条件は働くうえで重要になります。労働時間に関してもみなし残業が多かったり、出勤時間が早かったりすると、より自分に合った働きやすい職場を求める方も増えます。

また、現在の職場で環境や人間関係などに特に不満はなくとも、今後の生活を考え、より就業条件のよい企業へ転職したいと思う方も多いです。

ノルマが厳しい

営業職は、担当する営業先に訪問し、商品を販売したり契約を結んだりと成果を重視される職業です。そのため、ノルマを決めている企業もあり、そのノルマがきつくて転職する方も多いです。

「1ヶ月に10件の新規契約を取る」「電話のセールスは1日に100件」など、高いモチベーションを維持できなければ達成できないノルマもあるため、ノルマのない、もしくは少ない企業に転職を希望するのです。

会社や職場の雰囲気になじめない

「会社や職場の雰囲気になじめない」という転職理由は、営業職だけではなく、どの職業でも共通してあります。仕事内容や給与に問題なくとも「上司と合わない」「職場がギスギスしている」などという理由で転職を考えることもあります。職場の人間関係は運もありますが、より自分にあった環境の職場で働くことで、仕事がうまくいく場合もあります。

人と話す仕事が合わない

営業先に訪問したり、電話でセールスをしたりする営業職は必ずといっていいほど人と話す仕事です。そのため、人見知りな性格はあまり営業職に向いていないと言えます。 営業職でもメールや書類作成などの事務作業もありますが、そういった業務をメインとする仕事や、人と話すことの少ない仕事への転職を考えるようです。

転職理由の説明の仕方

ここでは、面接で転職理由を聞かれた場合、どのように答えるのがよいのかを解説します。

転職を考えたきっかけをあげる

「残業することが多く、帰宅は連日深夜だった」「仕事ができない上司と反りが合わなかった」などネガティブな理由でもよいので、まずは転職を考えたきっかけをあげましょう。 これを考えずに転職活動を始めると、転職のきっかけと転職した際に実現したいことがつながらないため、「なぜ転職を考えたのか」を最初に突き詰めます。

前向きな理由に言い換える

ネガティブな転職理由をそのまま伝えずに、ポジティブな転職理由に言い換えます。言い換えることで採用担当者に与える印象が変わり、よいイメージを持ってもらうことができます。 たとえば、「職場の人間関係がギスギスしていた」という理由ならば、「周囲と協力して仕事をしたい」などに言い換えられます。

転職先で実現したいことを考える

転職理由をポジティブな言葉に変えたら、次は転職した際に実現したいことを考えます。 「責任ある仕事を任されたい」という転職理由ならば、転職後にどのようなことを実現できるのかを言葉にします。

たとえば、「自分の能力を発揮し、仕事の成果をあげたい」「大きな目標に向かって周囲と協力して取り組みたい」などにします。

面接で転職理由を説明する際に気をつけること

ここでは、面接で転職理由を説明する際に注意すべきポイントを解説します。

退職理由は転職を希望する会社と関係ない内容にする

転職理由を応募先の企業でも起こりうる内容にすることは、できるだけ避けましょう。たとえば「出張や移動が多かった」「外回りばかりだった」などは、応募先の企業でも起こりうることです。

「採用しても辞めるかもしれない」と採用担当者に思われてしまうとマイナスです。応募先とは関係のない転職理由にしましょう。

退職理由は具体的に説明する

転職理由が「キャリアアップをしたい」「自分のやりたい仕事ではなかった」などでは、採用担当者には伝わりません。抽象的な説明ではなく、理由や考えをできるだけ明確に伝えます。

「キャリアアップをしたい」ではなく、なぜキャリアアップをしたいのか、どのようなキャリアを目標としているかなどできるだけ具体的に話しましょう。

現勤務先や前職の悪口を言わない

悪口では、面接官にポジティブなイメージを持ってもらうことができません。自分がいくら「前の企業に問題がある」と訴えたところで、面接は悪口や不平不満を聞く場ではないからです。また、悪口を言うと口が軽いと思われ「機密保持の意識が低い」と評価される恐れがあります。ネガティブな言葉ではなく、できるだけポジティブな発言を心がけましょう。

退職理由は自信をもって話す

自信がなさそうに退職理由を述べていては「辞めたことに後悔しているのでは」「転職理由に嘘があるのでは」などと思われてしまう可能性があります。 ハキハキと大きな声でしっかりと受け答えした方がよい印象をもたれやすく、説得力も増します。転職は自分にとってもステップアップになるのですから、自信を持って話しましょう。

転職理由の具体的な回答例

ここでは、面接で転職理由を聞かれた際の具体的な回答例を理由別に紹介します。

業務内容が理由の場合

業務内容が転職理由の場合は、営業職が嫌になって転職したのではなく、自分の実力を伸ばすために適した職場へ転職を考えているとアピールしましょう。

具体的な業務と、自分の展望を話すことがポイントです。また、転職した場合に会社にどのような貢献ができるのかも話しましょう。

回答例

前職では新規顧客の獲得のために、電話でアポイントをとる業務を行っていました。しかし、アポイントが取れても顧客のもとに向かい、契約を結ぶのは先輩の仕事でしたので、私が顧客に直接商品やサービスの提案をすることはありませんでした。

そのため、顧客と直接会って提案することで自分の実力を伸ばしたいと思い、御社に応募いたしました。電話でのアポイントの経験を活かし、御社ではさらに顧客に寄り添った仕事をしたいと考えております。



人間関係が原因の場合

人間関係が原因での転職は「採用後も同じ理由で辞めるのでは」と採用担当者に思われてしまいがちです。そのため、「よりよい人間関係を構築したい」「チームで成果をあげたい」などポジティブな言い回しをして仕事に意欲があるというアピールをしましょう。前の職場の悪口にならないよう注意も必要です。

回答例

前職も営業職でしたが、チームではなく個人の成果を重視している職場でした。社内でコミュニケーションを取ることや協力体制も少なく、同僚や先輩と成果を競い合う雰囲気とは合わなかったため転職を決めました。

この経験をふまえて、御社では目標に向かって職場内でコミュニケーションを取りながら成果をあげたいと思っております。



勤務待遇が原因の場合

勤務待遇が原因の転職理由だとたとえば、「残業が多い」だけでは文句を言っているだけのようにも聞こえてしまい、責任感がない、自分勝手であると思われる可能性もあるため、注意が必要です。不満を訴えるだけではなく、残業時間が減った場合なにをするのかを伝えると効果的です。仕事の効率化を目指したり、自己研鑽したりするなど、会社に貢献できるアピールをしましょう。

回答例

前職では土日も仕事で、残業時間も月に100時間を超えるなど、あまり個人の時間が取れませんでした。自己研鑽やスキルアップの勉強時間を持てず、この環境のままでは成長できないと感じ、転職を決意しました。

これからは、ただ仕事をこなすのではなく、日々業務の効率化をはかり、空いた時間を利用してより自己研鑽できるように努めたいと思っています。



短期間で転職する場合

短期間での転職は採用担当者に「採用後もすぐ辞めてしまうのでは」と思われがちです。 そのため、入社時の採用条件の違いや、転職が最善の選択であることを説明し、転職後に企業へ貢献できるポイントを話しましょう。これまでの努力と、今後の仕事への意欲を伝えることが重要です。

回答例

前職は営業職での採用で入社しましたが、配属されたのは事務職でした。転属を願い出ても希望が通る保証はなく、社内でパソコンに向かって仕事をするより、外を回って営業する方が向いていると思い転職を決意しました。

転職後は、お客様のニーズを知って提案するとともに、前職の事務経験も活かして、業務効率化などにも注力していきたいと思っております。



まとめ

営業職は職場によっては厳しいノルマを課せられたり、労働時間や人間関係に躓くこともあったりします。そのため、より自分に適した企業を求めて転職することが多い職種といえます。

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