ミドルの転職事情とは?
転職市場での需要や企業が求める人材像もご紹介

ミドル 転職

ミドル層に該当するビジネスパーソンのなかには、さらなるキャリアアップや飛躍を求めて、転職を考えている方も多いでしょう。しかし、転職市場における自分の人材としての価値を測りかねてしまうと、最初の一歩を踏み出せずにいる方もいるのではないでしょうか。この記事では、ミドル層の定義や、ミドル向けの求人にはどのようなものがあるのかなどをご紹介します。ミドル層の転職活動に役立ててください。

ミドル転職の実情とは?

ここでは、転職市場におけるミドル層の需要について解説します。

転職市場での「ミドル」

ミドルとは定義されているものではなく、企業や求人の媒体によって異なり、言葉のもつイメージから表されるものです。人生を80年ほどと仮定すると、中間である40代前後がミドル層に当てはまるでしょう。

転職市場では、ミドルは若手と区別をつけるため、30歳以上、もしくは34歳以上から50代半ばまでとしているケースが多いようです。

転職市場でのミドルの需要とは?

ここでは、転職市場におけるミドル層の需要について解説します。

ミドルの求人数

近年、ミドル層への求人数や、企業が設定するミドルの採用枠は増加傾向にあります。背景には、人口減少による若手人材の不足により、採用人材の年齢幅を広げていることがあります。また、定年年齢・年金受給開始年齢が引き上げられたことで、ミドル層が相対的に若手に近づいたことも影響しています。

ミドル層の求人は、今後も増加する傾向は継続し、転職を検討するミドル層にとっては、有利な状況が続くと見られています。

ミドルの転職率

総務省統計局が発表する労働力調査(平成29年版)によると、年齢別転職者数と転職者比率は、35歳から44歳で4.6%、45歳から54歳で3.7%となっています。

これに対して25歳から34歳は7.4%となっており、依然として若手の転職者の方が多い現実はあります。しかし、ミドル層の転職経験者は増加しつつあり、かつて転職は35歳が限界だとされていた「35歳限界説」は崩壊しつつあるといえるでしょう。

※参考:労働力調査(詳細集計)2020年(令和2年)4~6月期平均結果 総務省統計局

ミドルの転職理由とは?

ここでは、なぜミドル層が転職を決断するのか、多くの方があげる理由を解説します。

人間関係

若手・ミドルを問わず、多くの方が離職理由としてあげることのひとつに人間関係があります。ミドルは働きやすさだけではなく、仕事のやりがいという面からも人間関係の良さを評価するため、場合によっては若手以上に人間関係を重視する傾向がみられます。

会社に対する不安や不満

ミドルになると、多くの方がこれまでのキャリアを振り返るようになります。自分が求めるやりがいや成長が現在の会社から得られるかどうかを考えて、社風が自分に合わないと最終的に判断した場合は、転職を決意するケースが見られます。

また、ミドルともなると、業界における自社の立ち位置や業界そのものの先行きもよく見えてくるようになります。会社の将来性や今後の待遇への不安も、転職のきっかけになります。

キャリアアップ

転職に踏み切る理由として、キャリアアップをあげるミドル人材も多くいます。ヘッドハントを受けた場合などは、転職によって大幅な年収アップを期待できるでしょう。これまでの仕事人生で培ってきた実力を試してみたいという動機から転職を志す方もいます。

企業がミドル人材に求める要素とは?

ここでは、企業に求められるミドル層とはどのような条件を備えているかについて解説します。

明確なスキル

若年層より高額の報酬を支払ってミドル層の人材を中途採用するからには、一定のビジネス経験を積み、会社の成長を牽引してくれるような人材を採用したいと考えます。求められる要素としては、即戦力としての活躍が期待できるような明確なスキルや専門性を有した人材であるかどうかです。

柔軟性

やりたい仕事や担うポジション、年収などをあまり固定化させてしまうと、企業から条件が折り合わないと判断されてしまう恐れがあります。転職活動を進める際には、絶対に外せない条件を踏まえたうえで、待遇や仕事の内容などは、企業との話し合いに応じてある程度柔軟に対応するという姿勢でいると、企業からの評価を得やすくなるでしょう。

謙虚さ

ミドル層はビジネス経験で獲得してきた経験則や信念をもっており、それは個々の強みとなるものです。しかし、採用企業にとっては、社風や人間関係に馴染めるかが懸念点となります。周囲とうまく協調できるように自分自身や仕事のやり方を変化させていける謙虚さも必要です。

専門性

ミドル層ともなると、仕事人生のなかで培ってきた、その人ならではの専門性があるはずです。ミドル人材を採用する企業としては、その人材の採用によって自社にどのような利益がもたらされるかを重視します。ミドル層が転職活動を進めるにあたっては、自分が保持している専門性をデータや実績を用いて効果的にアピールすることが欠かせません。

マネジメント力

ミドル層の人材には、自分自身がプレーヤーとして優秀な業績を出せる能力に加え、部下やチームを統率して、チームとしての業績を高めることができるマネジメント能力が求められます。そのなかには、部下に会社の理念や考え方を浸透させ、モチベーションを高め、部下の業務遂行能力を高める育成能力も含まれます。

ミドルの転職を成功させるには?

ミドル人材が転職を成功させるためのポイントをご紹介します。

志望業種や職種を絞る

転職活動を成功に導くためには、志望業界や職種の絞り込みが有効です。統一性のない応募は避け、これまでの経験を活かせる業種やポジションを目指し、転職活動を進めることが望ましいでしょう。

スキルの棚卸をする

ミドル人材の採用にあたり、企業は、その人材が自社にどのような利益をもたらしてくれるかを重視します。職務経歴書や面接で、スキルや経験を具体的かつ説得力のある言葉で伝えるためには、スキルの棚卸が必要になります。まずは、経験した仕事内容を書き出しましょう。次に仕事を通じて得たものなどへ掘り下げます。棚卸をすることで、自分の強み・弱み、得意・不得意を客観的に理解することができます。時間のかかることかもしれませんが、確実に行いましょう。

転職市場での価値を把握する

会社という看板を取り除いたとき、自分の価値が客観的な評価とずれていると、希望する条件の釣り合いが取れなくなり、転職が難しくなるケースがあります。

転職成功のためには、自分の人材としての価値を正しく把握したうえで、専門性やマネジメント能力を高めるほか、社外での人脈構築などによって、転職市場における自分の価値を高めていく努力が必要です。

年収アップも視野にいれる

スキルの棚卸や転職市場での価値を把握できたら、年収アップを目指せるか検討しましょう。キャリアアップや待遇の改善を意識して転職活動を進めることが、転職成功につながるケースもあります。

同業界や同業種への転職は、これまでの経歴やスキルを活かしやすく、企業から即戦力として評価してもらいやすいため、年収アップに直結しやすいです。

転職エージェントの利用

ミドルの転職は増加傾向にあるものの、若手の求人よりも少ないことは事実です。転職成功には、情報収集が必要です。転職サイトやエージェントの利用は、求人情報を得るばかりでなく、スキルの棚卸しや自身の市場価値の洗い出しといったサポートを受けられるメリットがあります。

まとめ

人手不足などを背景にミドル層の求人件数が増えています。しかし、ミドル層は会社の成長を担う重要な人材であるだけに、企業側は慎重に採用活動を進めたいと考えるケースが大半です。転職成功のためには、スキルの棚卸しや市場価値を高める努力などが重要です。そのうえで、新しい環境に対しての柔軟性などをアピールできれば、内定を獲得しやすくなるでしょう。

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