一般的な転職面接の流れとよくある質問
答え方のポイントを徹底解説!

一般的な転職面接の流れとよくある質問

転職活動をする中で、重要なのが面接対策です。面接では、事前の準備や対策を万全にしておきたい方も多いでしょう。面接では、一般的な流れやよく聞かれる質問があります。これらをあらかじめ把握し、準備しておくことが大切です。

この記事では一般的な面接の流れや、よくある質問と答え方、さらに逆質問のポイントを解説しています。ぜひ面接対策の参考にしてください。

一般的な転職面接の流れ

一般的に、面接は以下の6段階の流れで進みます。

・自己紹介・自己PR
・転職理由に関する質問
・志望動機に関する質問
・これまでの実績・スキルに関する質問
・その他の質問(キャリアプラン、希望条件など)
・逆質問

上記の基本的な流れを把握しておけば、本番も落ち着いて面接にのぞめるでしょう。面接の時間は60分程度が多いです。限られた時間の中で、自分の気持ちや意欲、今までの経歴などを上手に伝えることで採用につなげましょう。

自己紹介・自己PRのポイント

面接の第一段階である自己紹介・自己PRは、企業への第一印象を決める場面です。そのポイント3つについて、それぞれ解説します。

笑顔を心がけ自信をもって話す

よい印象を与えるポイントは「自信をもって堂々とふるまう」「笑顔を意識する」ことです。後ろ向きな態度よりも、前向きな態度の人のほうが好印象で「一緒に働きたい」と思われるでしょう。

自信をもつには、自分の言いたいことをきちんと把握しておくことが大切です。さらに、背筋をのばして、相手の目を見るのも重要です。話すときは口角を上げ、笑顔を意識しましょう。前向きで自信あふれる態度なら、自分の意欲や気持ちも効果的に伝えられます。

志望する企業や職種につながるスキル・実績を述べる

自己紹介や自己PRでは、自分の経歴についてもアピールします。この際、必ず志望する企業や職種につながるスキルと実績を述べるようにしましょう。業務に対しての適性も判断されます。関連するスキルや実績にしぼって伝えれば、企業や職種の研究を十分に行っているとも判断されやすく、志望度が高いことも効果的にアピールできます。

結論から話し、端的に伝える

中途採用のは新卒採用とは異なり、すでにスキルや実績を積んだ「即戦力」を求めています。よって、自分の今までの経歴や実績が、志望先にどのように活かせるかを端的に伝えるのが重要です。結論を先に話し、かつ具体的に伝えるようにすれば、即戦力として活躍できる人材であること、意欲や志望度の高さを伝えられます。

転職理由に関するよくある質問と答え方

面接で必ず聞かれるのが、転職理由です。転職理由を答えるポイントは以下の3つです。

・感情論ではなく、具体的、理論的に話す
・嘘は言わない
・納得できる理由を話す

転職理由についての質問は、「転職する理由を教えて下さい」「なぜ、今の会社を辞めようと思ったのですか?」といった内容が多いです。ネガティブな転職理由でも具体的かつ理論的に話せば、自分自身は前向きに行動するために転職を決意したことが伝わります。感情を挟むと愚痴になるため、端的に話すようにしましょう。

また、転職回数が多い場合、その理由を聞かれることもあります。転職回数を正しく伝えなかったり、無理に取り繕った転職理由をいうことは避けましょう。ネガティブな理由の場合でもいかに前向きに答えるかが重要になります。

志望動機に関するよくある質問と答え方

志望動機では、採用担当者へ自分の本気度や会社へのこだわりを的確に伝えるのが重要です。以下が志望動機のポイントになります。

・自分が会社で何をしたいか、目標や意欲を考える
・企業研究を行い、企業や職種独自のポイントを把握しておく
・自分の目標や意欲と、企業や職種の特徴で合致するものを見つける

志望動機は、「なぜ弊社に応募したのですか」「入社した場合、どのような仕事をしたいですか」のように聞かれることが多いです。

自分が入社後何をしたいかをしっかり考えておきましょう。「海外営業として知識を深めキャリアを積みたい」「商品開発チームの中心的な役割を担い、事業拡大に貢献したい」などです。企業研究を行って事業内容や企業、職種ならではの独自性を把握するため、企業のプレスリリースや公式サイトから、トレンドを拾うのも有効です。

一番重要なのは、自分の目標と企業独自の内容を組み合わせることです。自分自身の意欲や志望度とともに「なぜこの企業を選んだのか」も効果的に伝えられます。

また「他にどんな会社を受けましたか?」などという質問をされる場合もあります。複数社、応募することは問題ありませんが、そこに一貫性があるかが重要です。違う業界を受けている場合などはどのように答えるか事前に考えておくとよいでしょう。

これまでの実績・スキルに関するよくある質問と答え方

これまでの実績やスキルに関する質問に回答するポイントは、以下のとおりです。

・応募している企業や職種で求められている実績やスキルを選んで答える
・成功や失敗の結果ではなく過程を重視して話す

「自信をもって誇れる実績を教えてください」「今までの中で一番大きなミスは何ですか」などは自己紹介や自己PRと同じく、応募先で即戦力として活躍できるかを判断する質問です。よって、応募先で何が求められているかを把握し、合致した実績やスキルを選んで回答しましょう。

また、どのようにやり遂げたのかなど、結果だけでなくその課題に対して工夫した点などを説明すると理解してもらいやすいでしょう。

キャリアプランに関するよくある質問と答え方

応募先への熱意や今後の働き方を確認するために聞かれるのが、今後のキャリアプランや働き方についてです。答え方のポイントは以下のとおりです。

・入社したあとに活躍する具体的なイメージをもつ
・自己認知と課題解決のためのプランを考えておく

「当社で挑戦したい、やりたいことは何ですか」「今のあなたの課題を教えてください」のように聞かれます。実際に入社した後、「やりたいこと」を具体的にイメージしておきましょう。

ただし、ただ取り組みたいことや「出世したい」など漠然とした回答ではなく、会社に貢献できる「3年後にはチームリーダーになりスタッフの育成に従事したい」「5年をめどにマネージャーになり新規事業を立ち上げたい」など具体的な数値と目標を伝えるとよいでしょう。

また、自分自身の課題を質問されることもあります。しっかりと自己分析を行い、その課題解決のためのプランも用意しておきましょう。

希望条件に関するよくある質問と答え方

入社後のミスマッチを防ぐのと、応募者の企業理解や熱意を測るために聞かれるのが、希望条件に関する質問です。主に給料や働き方に関する条件を聞かれます。答え方のポイントは以下のとおりです。

・応募する企業や職種の働き方の特徴を理解しておく
・条件を選別し、受け入れられない条件はないかチェックしておく

「具体的な現在の年収と、希望年収を教えてください」「残業や休日出勤はどの程度まで問題ないでしょうか」のように就業条件の確認もあります。

たとえば、応募する企業や職種がシフト勤務で、土日祝日も営業日の場合、「土日祝日は休みたいです」というと、企業や職種の働き方を理解していない、熱意がないと、とられてしまいます。

あらかじめ、企業の働き方や条件を選別し、働き方がライフスタイルに合っているか、受け入れられない条件がある場合は希望を出せるかなどのチェックをしておきましょう。

また「いつ頃入社できますか」など聞かれることもあります。在職中の場合は安易に「すぐ入社できる」と答えないほうがよいでしょう。

現在担当している仕事の引継ぎや退職手続きなど、想定以上に時間がかかってしまう場合があるからです。逆に既に離職している場合はすぐに入社できると思われがちなので、難しい場合はきちんと理由を説明する必要があります。

逆質問のポイントと回答例

面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれるのが逆質問です。とくになければ無理に質問する必要はありませんが、逆質問もアピールできるチャンスのひとつです。想定して準備しておきましょう。

意欲をアピールする

入社後を踏まえた逆質問をすると、志望度や意欲の高さを効果的にアピールできます。

・御社に入社し、大きな貢献をするためにはどのようなスキルを磨けばよいでしょうか。
・配属される部署で、強化していきたいと課題に感じていることはありますでしょうか。

強みをアピールする

強みをアピールし即戦力であることを逆質問で強調する方法もあります。

・私は○○の経験から、御社の○○や○○の業務にも携わりたいと考えています。将来的に、そのような業務にも携わることは可能でしょうか。
・これまで、営業という仕事に一途に向き合い、周りの期待以上の結果を出してきた自負があります。そのことで得たノウハウやスキルを活かし、御社で活躍するためには、どのようなことに留意すればよろしいでしょうか。

相手によって質問内容を考える

逆質問は、一次面接、二次面接、最終面接とどの段階でも聞かれることが多いです。面接担当者によって、答えられる質問の内容が異なってきますので、担当者にあわせた逆質問の内容を考えておきましょう。

・人事担当者…条件や働き方に対すること
「入社後の研修や教育制度について具体的に教えてください」など

・入社後上司にあたる、現場の管理職…現場での役割や即戦力としてのアピール
「個人の目標設定方法について教えてください」「現在のメンバーの方々のキャリアはどのくらいの長さでしょうか」など

・役職クラス…業種や企業に関すること
「今後御社が最も注力していく分野や領域について、差し支えなければお聞かせください」「市場では○○という動向になっていますが、御社としては今後どのような対応をお考えでしょうか」など

まとめ

面接の一般的な流れとともに、よくある質問の答え方を紹介しました。あらかじめ質問を想定し、適切に答えられるように対策しておきましょう。

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